中央東線115系
2006(平成18)年8月12日(土)
カミさんが外出なのをいいことに!?笑
早起きして 臨時「千葉あずさ」に乗り、
中央東線の「スカ色115系」の撮影に向かいました。
午前6時の千葉駅です。
「千葉あずさ」まで時間があったので
改札を出て
窓口に特急券を買いに行きました。
ちょうどお盆の季節、
6時38分発 定期の「あずさ3号」は
混雑するので
20分台(時刻失念)に出る
「臨時あずさ」を勧められ、
そちらに乗ることにしました。
E257系 臨時「あずさ」は
9番線に入線しました。
8番線の総武本線113系が
まるで中央東線の115系のように
見えてしまいます。
この後、
8番線の列車が出発。
入れ替わるように
8番線に「あずさ3号」が入線。
短時間ですが E257系が並びます。
3号車自由席に乗り込みました。
大月駅到着。
「千葉あずさ」と
スカ色115系が並びます。
折り返しの普通列車を待っていると
「あずさ3号」がやってきました。
千葉ー南小谷 341.6Km は
JR東日本管内の在来線特急では
かなりの長距離です
「スーパーひたち」の
上野ー仙台が366.5Km
亘理までが340.4Kmですので
そのぐらいの距離ということになります
長野色の115系で2駅戻り
鳥沢駅に到着。
長野色は
最近 立川や高尾など
東京近郊でも見ることが
出来るようになりました。
尚
信越本線 直江津ー長岡間でも
見られ、これは
近郊型車輌の地域色としては
かなり広範囲な運用といえます。
信越線系は長野車輌センター
中央線系は松本車輌センターの
車輌です
スカ色115系の下り列車が
大月駅を発車。
113系 と 115系 に ついてのちょっとマニアックなオハナシ。
スカ色の113系と115系。
どちらも前面に貫通扉を備え、高運転台、パノラミックウインドウの
いわゆる「東海顔(急行「東海」で使われていた153系高運転台車と似た顔)」
側面は片側3ドア、車内はセミクロスシートと、
「乗客として乗ってる」ぶんにはほとんど一緒です。
では何が違うか?というと
113系は
東海道線や横須賀線、房総各線など、
主に平坦で温暖な地域を走るように作られた電車。
115系は東北線や高崎線、上信越線、中央線など
主に山岳勾配路線を走るように作られた電車です。
なので、違いは主に走行機器やブレーキ装置。
115系は113系と同じ主電動機(モーター)MT54形ヲ使用しながらも
坂道を一定の速度で下っていけるよう勾配抑速ブレーキや、
アップダウンを繰り返す地形でも運転しやすくするコントローラ(ノッチ戻しつき)
等を備えた「山登り仕様」電車です。
また、関東甲信越の山岳地は冬場寒冷となり、雪も降るため、
モーター冷却風に雪の舞い込みを防ぐ「雪切室」や、凍結防止のドアヒーター、
暖房効率を高めるため、駅に停車中に乗客がドアを開閉できるよう
ドアに大きな取手をつけ半自動ドアとしたこと等が特徴です。
※一部、東海地方など温暖地には寒冷対策を省略した115系があります。
このように113系と115系の違いはほとんどが「走行関係」や
「機械関係」であったため、見た目での違いは判断しにくいのが実際でした。
しかも国鉄時代はどちらも青と白の「スカ色」と緑とオレンジの「湘南色」が主流。
側面の塗り分けはおんなじであり、
国鉄自身も見分けやすくするために正面の塗り分けを変えて区別しておりました。
それが下の画像。
全面下の塗り分けライン斜めカットが113系。平行なのが115系。
(113系の斜めカットは、おそらく80系の名残かと)
2003(平成15)年春 夫婦で「千葉あずさ」に乗って松本へ向かっていたら
途中の駅で カミさんが窓の外を眺め、
「あれ こんなところにも 内房線とおんなじ電車があるんだね」と。
みてみれば向こうのホームに 115系スカ色 が停まっています。
「たしかに おんなじように見えるけど
この電車は内房線の113系電車に山登りの装置をつけた車輌で
じつは別物なんだよ」
「へええ 見分けが付かないけど・・・」
「前の塗り分けが113系とはちがうよ。」
そして あずさは発車。 115系の車輌前面を確認したカミさんは
「ああ ほんとだ 違うね おもしろい!」と納得。
翌日 帰宅してから 113系と115系の写真を見比べていたカミさんが
「(前面の塗り分けが)
パンツ みたいなのが 内房線(113系)で
ふんどし みたいなのが 中央本線(115系)ね!」
という 名言 を発しました!!
笑
言われてみれば・・・納得!!!
笑
内房線を行く 113系スカ色
2006,8,5(土) 袖ヶ浦付近
中央東線を行く 115系スカ色
2006,8,12(土) 鳥沢付近